各紙の比較
読売が「入国制限緩和/追加増産見送り」
朝日が「原油価格高騰/コロナ禍と民間支援」
産経が「人権担当首相補佐官/コロナワクチン」
をとりあげた。
読売と朝日が、原油追加増産見送りを論じている。論調を比較する。
原油追加増産見送り
『石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国による「OPECプラス」は、4日の閣僚級会合で、追加の増産を見送った』(読売)。
コロナ禍で昨年5月に大幅な原産を始め、その後増産に転じたが、以前の水準に戻っていない。
産油国は、コロナ再拡大による供給過剰を恐れているという。
読売は、原産が物価上昇につながっていると指摘し、『インフレが加速すると、世界経済を失速させる懸念がある。そうなれば、需要が減り、供給元である産油国も打撃は免れないことを認識するべきだ』と産油国に注意喚起した。
また、『脱炭素の流れが、原油価格上昇を招いている面もある』として、各国に『エネルギーの安定供給にも配慮した政策運営』を求めた。
朝日は、コロナ再拡大を恐れる産油国に理解を示しつつも、『価格が急騰すれば石油離れを加速させる。当面の価格と需給の安定は、産油国にとっても望ましいはずだ』と説いた。
また、脱炭素の流れにも言及し、『新たな収益源として水素などの新エネルギー産業に期待する産油国に対し、日本などが技術面で支援することが考えられる』と産油国への支援を提案した。
そして国内では、『相対的にコストが下がる電気自動車や燃料電池車』の普及や、『太陽光や風力といった再生可能エネルギーも、拡大へのさらなる努力』を促した。
リンク
読売:
入国制限緩和 感染再拡大への警戒を怠るな : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
追加増産見送り 原油価格高騰は弊害が大きい : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
朝日:
(社説)原油価格高騰 当面の安定と長い目と:朝日新聞デジタル (asahi.com)
(社説)コロナ禍と支援 民間の連携をさらに:朝日新聞デジタル (asahi.com)
毎日:
社説:岸田首相と広島 核廃絶のビジョン必要だ | 毎日新聞 (mainichi.jp)
社説:軽石の漂着被害 国は支援と監視の強化を | 毎日新聞 (mainichi.jp)
産経:
【主張】人権担当補佐官 名前だけに終わらせるな - 産経ニュース (sankei.com)
【主張】コロナワクチン 再燃防止へ着実な接種を - 産経ニュース (sankei.com)
『』内はリンクからの引用です。