再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】マイナカード保険証利用、コロナ下の検診控え

各紙の比較

 読売が「北朝鮮SLBM発射/マイナカード保険証利用」、朝日が「熱海の土石流/衆院選と外交・安保」、毎日が「子ども政策/コロナ下の検診控え」、産経が「ドコモ通信障害/ロシア高官の北方領土上陸」をとりあげた。

 

 「マイナカード保険証利用」、「コロナ下の検診控え」について確認する。

 

 

 

マイナカード保険証利用

 読売によると、『マイナンバーカードを健康保険証として使える新システムの本格運用が始まった』。『所定の登録をすれば、カードが保険証代わりになる』。

 

 登録した後でも、『既存の保険証も引き続き使えるが、カードを利用すれば、就職や結婚の際に保険証を作り直す必要がなくなるネット上での医療費の確認や、確定申告の手続きの簡便化といった利点もある』。

 

 また、『患者が同意すれば、医師や薬剤師は過去に処方された薬の情報を確認し、診療に生かせる』ため効率的だ。

 

 しかし、医療機関側・患者側の双方が利用に消極的だ。『カードを保険証として利用できる医療機関は1割に満たない。利用に必要なカード読み取り機を政府は無償で提供しているが、申し込んだ医療施設は6割弱にとどまり、配布も遅れているという』。

 そして『カード交付率は人口の約4割』で、『取得者の中で保険証利用を登録した人は1割程度』にすぎない。

 

 読売は、政府が『医療現場に対応を促すとともに、カード普及を急がねばならない』と求めた。

 

 

 

コロナ下の検診控え

 毎日によると、『新型コロナウイルスの感染拡大で、自治体が実施するがん検診の受診者数が低い水準にとどまっている』。

 

 『日本対がん協会の調査によると、今年上半期に検診を受けた人は、2019年同期より約2割少な』く、『6割以上減った昨年同期より回復したものの、コロナ前の水準には戻っていない』。

 

 『日本では、毎年約100万人ががんと診断』されるが、『医療の進歩によって、早く治療を開始すれば治る病気になっている』。早期発見・早期治療が求められるが、『対がん協会は、受診率が2割減ると、約2万人の患者が見逃される恐れがあると試算する』。

 

 受け控えにはコロナ下での「密」を避ける心理が働いていそうだが、『対がん協会は「コロナ下でも検診は怖くありません」と呼びかける。多くの自治体は、検診を予約制にして会場が「密」になるのを防ぎ、マスクや手指消毒などの感染対策を徹底している』。

 

 

 

リンク

読売:

北SLBM発射 政府は危機管理を再点検せよ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

マイナカード 保険証利用をどう増やすか : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)熱海の土石流 なぜ命を守れなかった:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)衆院選 外交・安保 平和主義軸に戦略を:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:日本の選択 子ども政策 希望持てる社会像提示を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:コロナ下の検診、控え 進行がんの増加が心配だ | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】ドコモ通信障害 インフラ担う自覚を持て - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】北方領土上陸 露「特区」阻む制裁講じよ - 産経ニュース (sankei.com)

 

 『』内はリンクからの引用です。