再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】がん手術減少、労災認定基準の見直し

各紙の比較

 読売ががん手術減少/高校生の就職、朝日が河井陣営資金/香港の自由弾圧、毎日が労災認定基準の見直し/中台のTPP加入申請、産経が総裁選とコロナ対策をとりあげた。

 

 がん手術減少、労災認定基準の見直しについて情報を確認しておく。

 

 

 

がん手術減少

 読売によると、『2020年のがん手術件数は、8割の病院で前年を下回っていた』。そのうち『横浜市立大の調査では、昨年3~12月、病院で早期の胃がんや大腸がんと診断された患者数は例年より3割減少した。逆に、進行した状態で見つかった大腸がんは、7割も増えていたという』。

 

 『コロナ以外の患者が病院での感染を恐れ、受診をためらったことが原因の一つとされる』ため、『ワクチン接種が進み、病院の感染防止対策も進んでいる』現在では、改善が期待される。

 

 読売は、各病院が『感染拡大に備えてコロナの治療ができる病床を増やすと同時に、がん患者にも対応できる体制を整え、各地域で受診を呼びかけることが重要』と求めた。

 

 

労災認定基準の見直し

 毎日によると、『脳や心臓の病気になった働き手の労災認定基準を、厚生労働省が20年ぶりに見直した』。

 

 『これまでは過労死ラインを超えているかどうかで、機械的に判断されているとの批判があった』が、『新しい基準では終業から次の始業までの間隔が短かったり、休日なしで連続して働いたりするなど「勤務時間の不規則性」が、過労死リスクを高める要因として明記された』。

 

 具体的には、『医療現場などで行われている交代勤務や深夜勤務について、十分に考慮するよう求めている』という。

 

 また、今回の見直しには含まれないが、『過労死ラインの見直しも課題』となっている。『現在は残業が「発症前1カ月で100時間超」か「発症前2~6カ月間の月平均で80時間超」と規定されている』が、『過労死問題に取り組む法曹団体は「月65時間超」に引き下げるべきだと提言』している。

 

 この数字には根拠があり、『国際労働機関などの研究で「心疾患や脳卒中のリスクが高まる」とされる残業時間だ』という。

 

 

 

Q&A

Q.脳や心臓の病気になった働き手の労災認定基準を、厚生労働省が20年ぶりに見直した。これまでは過労死ラインを超えているかどうかで、機械的に判断されているとの批判があったが、新しい基準では終業から次の始業までの間隔が短かったり、休日なしで連続して働いたりするなど「□」が、過労死リスクを高める要因として明記された。

A.勤務時間の不規則性

 

 

 

リンク

読売:

がん手術の減少 コロナ治療との両立が必要だ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

高校生の就職 主体的に仕事を選べる環境に : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)河井陣営資金 これで幕引き許されぬ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)香港の自由 「愛国」装う弾圧やめよ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:労災認定基準の見直し 過労死なくす努力さらに | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:中台のTPP加入申請 対立持ち込まない知恵を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】コロナ対策 第6波の到来に備えよ ロックダウン法制化も急務だ(1/2ページ) - 産経ニュース (sankei.com)

 

 『』内はリンクからの引用です。