再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】中国の「共同富裕」など

各紙の比較

 読売が中国の「共同富裕」/コロナと妊婦、朝日が高輪築堤/総裁選と外交、毎日がアベノミクスと総裁選/投票率アップ運動、産経がロシアの歴史宣伝/アップルの課金ルールをとりあげた。

 

 中国の「共同富裕」は興味深い内容だ。

 

 

 

中国の「共同富裕」

 読売によると、『中国の習近平政権が、「共同富裕」をスローガンに、貧富の格差縮小を目指す措置を相次いで打ち出した』。これまでは鄧小平時代からの、『一部の人や地域が先に豊かになることを認める「先富論」が土台だった』ため、今回は大きな方針転換にみえる。

 

 『習氏は、高額所得抑制や低所得者支援、税制改革、寄付を通じて格差縮小を目指す』としており、『これを受けて、大企業や富豪は競うように協力や寄付を表明し、IT大手アリババ集団は中小企業の支援などに計1兆7000億円を投じると発表した』という。

 

 『習政権は同時に、IT大手の独占的立場を弱める統制や、富裕層を象徴する芸能人の脱税摘発を強化している』といい、読売は『巨額の寄付の背景には、当局の締め付けから逃れたいという思惑もあるのだろう』と推測している。

 

 読売は『中国が是正に取り組むことは必要だろうが、強権的な手法で解決を目指しているのなら、問題が多いと言わざるを得ない。経済に対する政府の行きすぎた介入は、成長を阻害する懸念もある』と懸念を表明した。また、『習氏への個人崇拝が一段と進むこと』への警戒心をみせた。

 

 

 

その他の話題まとめ

自民党総裁選に関連して、朝日は敵基地攻撃能力・中国への対応・日韓関係について各候補の見解を比較した。毎日は、アベノミクスの問題点をあげて総括を求めた。各論点にご興味のある方は一読を。

 

産経によると、『ロシアのプーチン政権が、第二次大戦期のソ連の行動を正当化する目的で日本をおとしめる情報戦に出ている』。内容は、『「日本は対ソ細菌戦を準備していた。ソ連は対日参戦によって世界を細菌戦から救った」』というものだという。

 

 

 

Q&A

Q.中国の習近平政権が、「□」をスローガンに、貧富の格差縮小を目指す措置を相次いで打ち出した。これまでは鄧小平時代からの、一部の人や地域が先に豊かになることを認める「□」が土台だった。

A.共同富裕、先富論

 

 

リンク

読売:

習近平政権 「共同富裕」は何を目指すのか : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

コロナと妊婦 母子の命守る医療体制を築け : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)高輪築堤 教訓生かし制度再考を:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)自民党総裁選 外交の知恵を競い合え:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:アベノミクスと総裁選 総括抜きでは議論進まぬ | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:投票率アップ運動 若者の関心高めるために | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】露の歴史宣伝 日本政府は厳しく抗議を - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】アップル課金変更 利用者本位で改善進めよ - 産経ニュース (sankei.com)

 

 『』内はリンクからの引用です。