再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】自民党総裁選討論会

各紙の比較

 読売・毎日・産経が自民党総裁選討論会をとりあげた。その他読売が給油所の減少、朝日が島根原発避難、毎日が町田小6いじめ自殺、産経が藤井聡太3冠をとりあげた。

 

 昨日に続き、自民党総裁選について各紙の関心領域を比較していく。

 

 

 

自民党総裁選討論会

 『日本記者クラブ主催の自民党総裁選討論会に、河野太郎行政・規制改革相、岸田文雄・前政調会長高市早苗・前総務相野田聖子幹事長代行の4氏が臨んだ』(読売)。

 

 

 読売は、新型コロナ対策、外交・安全保障、エネルギー政策についての議論を紹介した。

 

 新型コロナ対策について、『河野氏は、病床確保に関する国の権限を強めるとともに、簡易検査キットを大量に供給して検査体制を強化すると訴えた。岸田氏は、「感染症危機中核病院」を指定するなど、国が病床確保を主導できる体制を構築すると強調した』

 『高市氏も、政府が医療機関や医療従事者に命令できるようにする法改正に取り組む意向を表明した。野田氏は、臨時の感染者受け入れ施設を整備するとした』。

 

 外交・安全保障については『各候補から具体的な見解が明らかにならなかった』。

 

 エネルギー政策について、『岸田、高市、野田の3氏は、電力を安定的に確保するため、原子力発電の必要性を指摘した』。

 

 

 毎日は『初めて候補者が男女同数となった効果でもあろう。ジェンダー問題や子育て政策など議論のテーマが広がった』と評価した。

 いっぽうで、新型コロナ対策と安倍・菅政権の総括について、討論内容に不満を漏らした。。

 

 コロナ対策について、『4氏ともに医療体制の強化や困窮者への経済支援などを充実させると語った』。しかし、『4氏はいずれも自民党の有力者である。自分が総裁になったら実現する――という公約にとどまらず、なぜ今、できないのか』と自民党の動きの鈍さを批判した。

 

 また、『財務省が決裁文書の改ざんにまで手を染めた森友学園問題の再調査が必要だと明言したのはこの日も野田氏だけだった』など、安倍・菅政権の総括がなされていないことにも批判的だ。

 

 

 産経は、『中国問題の議論が深まらなかったのは残念』と不満を漏らした。『候補者相互の討論で中国問題を取り上げた候補はいなかった』という。

 

 もっとも、『記者クラブ側からは台湾有事の質問が出た。高市早苗総務相は「最悪に備えリスクを最小化するのが私の姿勢だ。台湾有事の可能性は高いと考えて備えなくてはならない」と語った。河野氏は「さまざまな攪乱(かくらん)が起きる可能性はあるだろう」と述べ、国際社会が協力して中国の行動を抑止すべきだとした。岸田氏は平和解決を目指すが、有事になれば安全保障関連法に基づき対応する考えを示した。野田聖子幹事長代行は日米同盟のもと、戦後の平和主義を踏まえ首脳外交を進めるとした』。

 

 

 

リンク

読売:

総裁選討論会 危機乗り越える戦略を示せ : 社説 : 読売新聞オンライン

給油所の減少 地域の衰退を招きかねない : 社説 : 読売新聞オンライン

 

朝日:

(社説)島根原発 避難への不安、直視を:朝日新聞デジタル

 

毎日:

社説:自民総裁選の討論会 危機感が伝わらなかった | 毎日新聞

社説:町田小6いじめ自殺 端末利用の再点検が急務 | 毎日新聞

 

産経:

【主張】総裁選討論会 安全保障論を掘り下げよ - 産経ニュース

【主張】最年少の3冠 「知識」に最短距離はない - 産経ニュース

 

 『』内はリンクからの引用です。