再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】ロシアの択捉島特区構想など

各紙の比較

 読売と毎日がロシアの択捉島特区構想を、読売と朝日が「黒い雨」訴訟をとりあげた。その他朝日が世界自然遺産、毎日が原発維持の計画、産経が皇位継承有識者会議/卓球の金メダルをとりあげた。

 

 ロシアの択捉島特区構想について論調を比較する。

 

 

 

ロシアの択捉島特区構想

 『ロシアのミシュスチン首相が北方領土択捉島を訪問した』。日本側の中止要請を押し切っての訪問だ。同首相は『北方領土に投資する外国企業の税負担を減免する構想を発表した。特区を設けて投資を促進するという』。

 

 『日露は2016年に、「双方の法的な立場を害さない」条件で、北方4島での共同経済活動を推進する方針を決めた。だが、具体策を巡って折り合いがつかないまま、活動は本格化していない』(読売)。

 

 

 読売によると、『ロシア極東は開発が遅れている地域が多く、首都モスクワなどと比べて政権への支持度は低い。特区構想には、9月の下院選を控え、極東の経済底上げをアピールする狙いがあろう』とのこと。

 

 読売は、『共同経済活動で合意していながら、一方的にロシア主導の開発や投資誘致を行おうとするのは、日本の立場とは相いれない』ため、『日露の首脳会談や外相会談を早期に行い、 膠着こうちゃく 状態を打開』よう政府に求めた。

 

 

 毎日によると、『露首相の北方領土訪問は2年ぶり』で、『昨年、ロシアが憲法を改正して領土割譲を禁止した後、初めての要人訪問』だ。特区構想については、『ロシアの実効支配の強化につながる』ため、受け入れられない内容だ。

 

 構想の背景には、日露共同経済活動の停滞があり、『プーチン氏は交渉の停滞に目を付け、日本に揺さぶりをかけようとしているのではないか』とみられる。

 

  また、『ロシアの国内事情も絡む。プーチン大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済低迷などから支持率を下げている。9月の下院選を前に、経済開発への取り組みをアピールする必要に迫られている』。

 

 

 

その他の話題まとめ

朝日によると、『奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表(いりおもて)島」が世界自然遺産に登録されることになった』。

 

 

 

リンク

読売:

択捉島特区構想 露支配の既成事実化は許せぬ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

「黒い雨」訴訟 上告見送りを救済の第一歩に : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)世界自然遺産 保護の責務 国は自覚を:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)「黒い雨」救済 根本から改め対応急げ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:原発維持の基本計画 現実直視し発想の転換を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:露首相の択捉島訪問 揺さぶりでは交渉動かぬ | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】皇位の有識者会議 男系男子復帰の具体化を - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】卓球の金メダル お家芸の復活を喜びたい - 産経ニュース (sankei.com)

 

 『』内はリンクからの引用です。