再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】産業革命遺産、「黒い雨」上告断念

各紙の比較

 読売が中国と南太平洋/民間宇宙旅行、朝日が東電再建計画/産業革命遺産、毎日が「黒い雨」上告断念/臨時国会応じぬ与党、産経がバイデン政権の対中包囲/高温ガス炉再稼働をとりあげた。

 

 産業革命遺産、「黒い雨」上告断念についてみておこう。

 

 

 

産業革命遺産

 朝日によると、6年前に世界遺産登録された『明治日本の産業革命遺産』について、『ユネスコ(国連教育科学文化機関)の委員会は、この文化遺産の説明が不十分だとする決議を全会一致で採択した』。

 

 登録の過程で『韓国が戦時下の労務動員などを理由に反対』したのに対し、『日本政府の代表は「意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者らがいた」と認め、「犠牲者を記憶にとどめるための適切な措置」をとると言明した』とのことだ。

 

 しかし『昨年、東京都内の国有地に開設された「産業遺産情報センター」の展示』について、ユネスコの委員会は『「暗い側面」を見学者が理解できるような「多様な証言」を提示しようとしておらず、犠牲者の説明も不十分だとする判断を下した』。

 

 『今回の決議は来年12月1日までに、今後の対応を報告するよう日本側に求めている』という。

 

 

 

「黒い雨」上告断念

 毎日によると、『広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」による健康被害を巡り、原告の住民全員を被爆者と認めた広島高裁判決について、国は上告しない方針を決めた』。

 

 高裁判決は、『従来より幅広く被爆者を認定する司法判断を示した』。具体的には、『援護対象区域の外でも黒い雨が降ったと認定し、外部被ばくだけでなく内部被ばくも認め、「黒い雨に遭った人は被爆者」という結論を導き出した』。

 

 毎日は、『一連の司法判断を踏まえ、黒い雨に遭ったすべての被害者のために、区域ではなく実態に即した救済策を講じなければならない』として、長崎で訴訟中の住民も含めた救済を求めた。

 

 

 

リンク

読売:

中国と南太平洋 島嶼国の拠点化に警戒が要る : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

民間宇宙旅行 もう夢物語の時代ではない : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)東電再建計画 原発頼みに未来はない:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)産業革命遺産 約束守り、展示改めよ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:「黒い雨」上告断念 幅広く被害救済する道を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:臨時国会応じぬ与党 こんな時こそ徹底審議を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】バイデン政権半年 対中包囲へ東南ア重視を - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】高温ガス炉再稼働 失われた10年を取り戻せ - 産経ニュース (sankei.com)

 

 『』内はリンクからの引用です。