再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】GDP大幅減など

各紙の比較

 読売・朝日・産経がGDP大幅減を、朝日と産経が建設石綿判決をとりあげた。その他読売が電柱の地中化、毎日がガザの武力衝突/入管法改正見送りをとりあげた。

 

 GDP大幅減について論調を比較する。

 

 

 

GDP大幅減

 『2021年1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比の年率換算で5・1%減だった。昨年4~6月期以来、3四半期ぶりのマイナス成長である』。

 

  『20年度の年間でも前年度比4・6%減と、リーマン・ショックに見舞われた08年度の3・6%減を上回り、戦後最悪となった』(読売)。

 

 

 読売は、GDPの内訳を紹介した。『1~3月期の個人消費は前期比1・4%減少した。外食などサービス消費が振るわなかったのが主因だ。企業の設備投資は、通信機器や自動車で伸び悩み、前期比1・4%減だった』。

 

 いっぽうで、『海外経済の持ち直しで、輸出は2・3%増と堅調だった。電子部品などが増えたという』。

 

 『苦境に陥っているサービス業は多くの雇用を抱えて』おり、今後は雇用情勢の悪化が予想される。 

 

 読売は、経済対策としても新型コロナワクチン接種が急務だとして、政府に対策を求めた。また、業績が上向いている企業には『脱炭素や、デジタル化』などの分野で投資するよう求めた。

 

 

 朝日は、『供給が滞って物不足になったり、金融システム不安が起きたりといった「底割れ」的な事態は防げている』ことを肯定的に評価しつつも、『企業や分野による激しい明暗の差』が広がっていることを懸念した。

 

 『投資事業を柱にするソフトバンクグループは世界的な株高を背景に5兆円の利益を計上し、輸出や巣ごもり需要が伸びた製造業の決算も好調』である一方、『営業を抑え込まれた交通・飲食産業は打撃が集中』している。

 

 今後について、やはり『ワクチンの着実な接種を含め感染抑止を徹底』することを求め、『資金繰り支援や雇用の下支えに関する安全装置の解除は、当面は慎重に進めるべき』とした。

 

 

 産経も、『ワクチン接種を急ぐべき』こと、『適切な財政措置で経済の下支え』をすべきことを主張した。具体的には、『失業増を防ぐための雇用調整助成金の機能拡充』や『時短営業の要請に応じた飲食店などへの協力金の支給』だ。

 

 また、企業や業種による業績の二極化も問題視した。『二極化を意味する「K字型」の経済は業種間にとどまらず、正社員と非正規社員の違いなどあらゆる面で鮮明だ。放置して格差が固定化すれば、コロナ収束後の経済活力も阻害する』。

 

 

 

その他の話題まとめ

読売によると、全国で『4万本の電柱を撤去する工事が始まっている』一方で『年7万本に上る電柱が新設されていた』という。『無電柱化は、ロンドンやパリが100%で、台北も96%に上っている。これに対し、日本は東京23区が8%、大阪市も6%』。

 

毎日によると、『非正規滞在となった外国人の帰国を徹底させる入管法改正案について、政府・与党が今国会での成立を断念した』。

 

 

 

Q&A

Q.2021年1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比の年率換算で□%減だった。昨年4~6月期以来、3四半期ぶりのマイナス成長である。20年度の年間でも前年度比□%減と、リーマン・ショックに見舞われた08年度の3・6%減を上回り、戦後最悪となった

A.5・1、4・6

 

 

 

リンク

読売:

GDPマイナス 好調な企業は成長への投資を : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

増える電柱 縦割り排して地中化を進めよ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)GDP大幅減 感染収束で本格回復を:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)建設石綿被害 救済枠組みの確立急げ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:ガザの武力衝突激化 双方は攻撃の即時停止を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:入管法の改正見送り 人権重視の制度が必要だ | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】建設石綿判決 国は反省踏まえ救済急げ - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】GDP大幅減 格差広げぬ経済下支えを - 産経ニュース (sankei.com)

 

 『』内はリンクからの引用です。