再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】バイデン政権100日の演説

各紙の比較

 読売・朝日・産経がバイデン政権100日の演説を、毎日と産経が東京五輪をとりあげた。その他読売が「従軍」慰安婦の表記、朝日が東電新会長をとりあげた。

 

 バイデン政権100日の演説について、昨日の毎日も含めてかんたんに論調を比較する。

 

 

 

バイデン政権100日の演説

 アメリカのバイデン政権が発足してから100日がたち、政策の全体像がみえてきた。各紙とも施政方針演説の内容を紹介しつつ政策を論じた。

 

 内政面では、『1・9兆ドル(約205兆円)の緊急コロナ対策を講じ、新規感染者数は約7割減少した』。経済政策として、『2兆ドルのインフラ整備計画も策定した』。外交面では、『日本など同盟国と連携して中国に対抗し、気候変動対策で国際協調を主導する姿勢を示した』(毎日)。

 

 

 読売は、『様々な施策が異例のスピードで実行に移されている』、『閣僚らを専門家で固め、前政権下の混乱を落ち着かせた』として、その迅速さ、安定ぶりを評価した。

 

 

 朝日は、『共和党支持層で、大統領の正当性を認めるのは約3割』という調査結果を紹介し、米国民の分断を懸念した。

 

 また、『今回のバイデン氏の演説は、外交への言及が物足りなかった』という。『中国への対抗を強調し、同盟重視を確認したものの、全体的には米国内の立て直しを最優先する姿勢を鮮明にした』とみている。

 

 

 毎日は、新政策の『多くはトランプ前政権の政策を転換するもの』と限定的な評価だ。

 

 また、外交面で『トランプ政治の影はなお色濃く残る』。『バイデン氏も「米国の外交は米国をより強くするためにある」と主張』しており、『トランプ氏と同様に国産品購入を奨励する「バイ・アメリカン」を掲げる』。

 

 

 産経は、『元来、内政に傾きがちな演説で、中国や習氏の名が何度も登場』したことに着目し、『中国が国際秩序に挑戦し、覇権を握ることへの強い危機感の表れ』と高く評価した。

 

 

 

 

リンク

読売:

米新政権100日 対中競争の基盤整えられるか : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

慰安婦表記 「従軍」の使用は避けるべきだ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)バイデン演説 「前進」どう実現するか:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)東電新会長 古い体質一掃に全力を:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:混迷する東京五輪準備 危機への対応力が足りぬ | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】バイデン氏演説 日本は対中危機感共有を - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】東京五輪 「無観客」の前に手を打て - 産経ニュース (sankei.com)

 

 『』内はリンクからの引用です。