再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】再生エネルギー、電力カルテル容疑など

各紙の比較

 読売が国民投票法改正/再生エネルギー、朝日が参院一票の格差/電力カルテル容疑、毎日が米国とイラン核合意/フジの外資規制違反、産経がヤングケアラー/五輪選手のワクチン接種をとりあげた。

 

 再生エネルギー、電力カルテル容疑について確認しておく。

 

 

 

再生エネルギー

  読売は、再生可能エネルギーについての政府計画を紹介した。『経済産業省は、30年度の再生エネの発電量について、固定価格で電力会社が買い取る現行の制度を維持した場合、19年度比で5割程度増加するとの試算を示した。総発電量に占める割合は、現在の18%から25%強になるという』。

 

 『50年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標』のためには、現在のペースでは不十分だ。

 

 再生可能エネルギー割合の目標について、『消費者団体や、気候変動対策に熱心な企業175社で作る団体は50%以上とするよう求めている。一方、経産省有識者会議では「30%を大きく超えるのは難しい」との指摘が出ているという』。

 

 読売は、目標を上げるための追加支援策として、『耕作放棄地の有効活用』や『工場や住宅の屋根などにパネルを付ける際の補助を拡充する』ことによる用地不足の解決、洋上風力の技術革新、『天候で発電量が変動する再生エネの弱点を克服する』ための大容量蓄電池の開発などを政府に求めた。

 

 また、『再生エネの固定価格買い取り制度の費用は、電気料金に転嫁』され、『21年度はその負担が2・7兆円に達し、標準的な家庭で年1万円を超えるという』。今後さらなる負担増も予想される。

 

 

 

電力カルテル容疑

 朝日によると、中部、関西、中国の大手3電力が独占禁止法に違反した疑いで、公正取引委員会の立ち入り検査を受けた』。『2018年ごろから、各社が従来、電力を供給してきた区域の外では積極的に営業活動をしないようにしていたカルテル容疑』によるもの。

 

 朝日は、カルテルを『電力自由化に反する悪質な行為』と批判した。

 

 電力自由化では、『大手電力も従来の区域外に進出できるようになったが、域外でのシェアは約4%にとどまる。一方、各域内での大手電力の販売シェアは今も8割前後と高い』。この現状がカルテルによるものではないかというわけだ。

 

 朝日は政府に徹底した調査を求めるとともに、『適切な監督と市場設計を、息長く続けるべき』とした。

 

 

 

その他の話題まとめ

・ヤングケアラーについて、産経によると『サンプル数を限った定時制通信制高校への調査では、世話している家族がいるという生徒は全日制の2倍以上とさらに多い』という。

 

・産経によると、政府は五輪選手にワクチンの優先接種を認める方向で調整している。産経は、これを妥当な判断として支持した。

 

 

 

Q&A

Q.経済産業省は、30年度の再生エネの発電量について、固定価格で電力会社が買い取る現行の制度を維持した場合、19年度比で5割程度増加するとの試算を示した。総発電量に占める割合は、現在の□%から□%強になるという
A.18、25
 
Q.再生エネの固定価格買い取り制度の費用は、電気料金に転嫁され、21年度はその負担が□に達し、標準的な家庭で年1万円を超えるという。
A.2・7兆円、

 

 

 

リンク

読売:

国民投票法改正 いつまで足踏みを続けるのか : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

再生エネルギー 拡大には工夫と新技術が要る : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)参院一票の格差 今度こそ抜本見直しを:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)カルテル容疑 電力自由化を妨げるな:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:米国とイラン核合意 妥協点模索し早期復帰を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:フジの外資規制違反 なれ合い処理に疑問募る | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】ヤングケアラー 見過ごさず支援の手厚く - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】五輪選手の接種 安全開催に国民は理解を - 産経ニュース (sankei.com)

 

 『』内はリンクからの引用です。