再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】コロナワクチン高齢者接種など

各紙の比較

 読売・朝日・毎日がコロナワクチン高齢者接種を、読売と産経が松山英樹のマスターズ優勝を、毎日と産経が普天間合意25年をとりあげた。その他朝日は学術会議問題をとりあげた。

 

 コロナワクチン高齢者接種について現状を確認する。

 

 

 

コロナワクチン高齢者接種

 12日から、65歳以上の高齢者に対する新型コロナワクチン接種が始まった。

 

 

 読売は、ワクチン接種の現状を幅広く伝えた。

 

 ワクチン接種の効果について、『米国では、高齢者施設での感染者や死者が9割以上減ったという報告がある』。また、『先行接種を受けた医療従事者への調査によると、65歳以上では若い世代に比べて副反応が出にくい傾向があったという』。

 

 ワクチンの確保は十分でない。高齢者への接種に先行して『医療従事者約470万人への接種が2月に始まったが、世界的なワクチン不足などで、まだ約110万人にとどまっている』。政府は『6月末までに全高齢者約3600万人分を確保する』としている。

 

 また、接種する看護師が不足している。特設会場を設ける市町村の『2割は看護師不足』という。『民間の調査機関は、看護師が足りないため高齢者への接種が円滑に進まず、完了するのは秋にずれ込むと試算している』。

 

 

 朝日もスタッフと会場の確保、ワクチンの確保を課題とした。『季節性インフルエンザのように、この先、定期的にワクチンを接種しなければならない事態』も想定して、『国産ワクチンの実用化』のための臨床試験や、外国のワクチンを『ライセンス生産』することなども議論が求められる。

 

 

 毎日は、ワクチン不足による混乱を紹介した。『第1陣の配分は供給量が限られ、集団接種の予約が殺到して電話がつながらない自治体があった。高齢者施設では接種券が届いた人と届いていない人がおり、不公平にならないよう接種が先送りされる例もみられた』。

 

 医療従事者の確保について、『接種準備で、薬剤師の協力を得る自治体もある』ことを紹介した。また、『離島など人手が足りない地域には、医療機関が看護師らを派遣できるよう国の支援が求められる』とした。

 

 

 

その他の話題まとめ

・プロゴルファーの松山英樹選手が、マスターズ・トーナメントで優勝した。日本男子がメジャー大会で優勝するのは初めて。読売と産経は松山選手を祝福した。

 

・米軍普天間飛行場辺野古移設について、毎日と産経の主張は対立している。

 毎日は、県民の反対や移設にかかる多額の費用を問題視し、移設反対派だ。

 産経は、安全保障上の必要性を重視し、移設推進派だ。

 

 

 

 

リンク

読売:

コロナワクチン 人員確保して高齢者接種急げ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) 

松山メジャーV 卓越した技術で栄冠つかんだ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) 

 

朝日:

(社説)学術会議改革 任命問題の決着が先だ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)ワクチン確保 中長期見据えた戦略を:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:高齢者の接種スタート 感染対策を緩めず、着実に | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:普天間合意から25年 沖縄に寄り添ってきたか | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】普天間合意25年 辺野古移設の実現を急げ - 産経ニュース (sankei.com)

 【主張】松山の快挙 感動を日常回復の契機に - 産経ニュース (sankei.com)

 『』内はリンクからの引用です。