再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】みずほ銀行のATMトラブル

各紙の比較

 読売、毎日、産経がみずほ銀行のATMトラブルをとりあげた。その他読売が韓国文在寅大統領演説、朝日が柔道パワハラ総務省官僚接待、毎日が山田内閣広報官辞職、産経が聖火リレーをとりあげた。

 

 話題の少ない日だが、みずほ銀行ATMトラブルについて論調を比較する。

 

 

 

みずほ銀行のATMトラブル

 読売によると、2月28日、みずほ銀行のATMでシステム障害が発生し、『預金の引き出しなどができなくなった』。トラブルの規模は大きく、『一時、全国のATMの約8割にあたる約4300台が停止した』のみならず、『影響はインターネットバンキングにも及び、一部の取引に支障が出た』。

 

 『停止したATMでは、挿入したキャッシュカードや通帳が戻らず、数時間、店舗内で足止めされた利用者が相次いだ』とのこと。

 

 『定期預金のデータ移行の作業でシステムの容量が足りなかった』のが原因だという。

 

 みずほ銀行は、『2002年の発足時と、11年東日本大震災の直後に大規模なシステム障害を起こしている』。対策として、『総額約4500億円の費用と約8年を費やして、19年7月にシステムを全面刷新したばかりである』。

 

 

 読売は、『銀行のシステムやATMは、国民生活を支える重要なインフラ(社会基盤)である』と強調し、『度重なるトラブルで利用者に不便を強いる事態はあってはならない』と批判した。

 

 そして、『なぜ想定が甘かったのか、徹底した調査』をすること、『トラブル時の顧客対応のあり方についても、しっかり点検して、改善していく』こと、『速やかに説明を尽くして、顧客の不安を取り除く』こと、『経営責任も明確化』することを求めた。

 

 

 毎日は、『行員が対応するまでATMの前で4時間も待たされた例もあり、顧客の間に不安を広げた』こと、『復旧は1日朝以降にずれ込んだ』こと、頭取が『謝罪したのは、この日の夜になってから』だったことなどをあげ、対応の遅れを批判した。

 

 そして、『顧客対応が後手に回った背景には、リストラの影響も指摘されている』ことを紹介した。『超低金利や、新規参入したIT金融企業との競争激化による収益悪化に歯止めをかける』ため、『店舗の利用客を減らそうと、窓口やATMでの取引手数料を引き上げ、顧客をインターネットバンキングに誘導する戦略を進めてきた』のだ。

 

 

 産経は、『原因究明はもちろんだが、その際には、システム運用の在り方やみずほ固有の組織的な問題点なども徹底的に点検しなくてはならない』と、みずほ銀行の組織的な問題が背景にあることを強調した。

 

 また、『日本社会はいまも現金決済の比重が大きく、ATMが暮らしと密接につながっている』うえ、『同行は1月半ばから、70歳未満の新規口座開設者に紙の通帳を発行する場合は手数料を徴収している』ため、ATMが使えなくなる影響は大きいことを指摘した。

 

 

 

 

Q&A

なし

 

 

 

リンク

読売:

文大統領演説 日韓の信頼回復につながるか : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

みずほ銀ATM トラブルへの対応がお粗末だ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)柔道パワハラ 山下会長の見識を問う:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)総務官僚接待 幹部留任で深まる不信:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:山田内閣広報官が辞職 対応はまた後手に回った | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:みずほ銀システム障害 ずさんな危機管理に驚く | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】聖火リレー 国民と五輪をつなぐ橋に - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】みずほATM障害 社会基盤担う覚悟見えぬ - 産経ニュース (sankei.com)