再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】官僚接待問題、孔子廟用地提供違憲判決

各紙の比較

 朝日と産経が官僚接待をとりあげた。その他読売がコロナワクチン国産と脱炭素における原発の役割、朝日が孔子廟用地提供違憲判決、毎日が生活保護違法判決と愛知リコール強制捜査、産経が恣意的な拘束に反対する国際宣言をとりあげた。

 

 官僚接待について、かんたんに論調を比較する。

 

 また孔子廟用地提供違憲判決について昨日の各紙と比較してみよう。

 

 

 

官僚接待

 総務相官僚接待問題で、総務省は『谷脇康彦総務審議官ら7人を減給、2人を戒告、残り2人を訓告と訓告相当とする処分を下した』。

 

 また、同日には『農林水産省も、収賄で在宅起訴された吉川貴盛農水相と鶏卵大手「アキタフーズ」の前代表の会食に参加し、国家公務員倫理規程に違反したとして、同省の枝元真徹事務次官ら6人を処分した』(産経)。

 

 朝日は、『両省の事例は、官僚にのみ瑕疵(かし)があるとも言えまい』と、政治家の責任を示唆した。政治の影響を示す例として『農水官僚は大臣に誘われて出席し、費用は大臣が負担したと認識していた』こと、『総務官僚の場合も、東北新社と首相との近い関係が背景に』あったことなどをあげた。

 

 産経は、もっぱら官僚の責任を強調した。『規律の緩みが霞が関の官庁全体に蔓延(まんえん)しているとみられても仕方あるまい』と批判したうえで、『中央官庁全体で、利害関係者らからの接待などの実態について調べる必要がある』と他省庁にも調査を広げるよう求めた。

 

 

 

その他の話題まとめ

 ・朝日孔子廟用地提供違憲判決について、政教分離原則を厳格に適用したものとして高く評価した。靖国神社参拝問題にもふれており、昨日の産経と正反対の内容だ。

 

 政教分離規定の背景に『戦前の日本が神道を事実上の国教として優遇・利用したことへの反省がある』ため、これまでの判例では『神社や神道との関連が問われる事例が多かった』ことにふれつつも、『他の宗教的活動にも同様のけじめが求められるのは言うまでもない』と強調した。

 

 そして、靖国神社参拝問題についても、『近隣諸国への配慮の観点から語られることが多いが、問題の根本には多くの犠牲のうえに手にした憲法上の要請がある』と政教分離原則違反であることを示唆した。

 

 

Q&A

なし

 

 

 

リンク

読売:

コロナワクチン 国産体制へ支援を加速せよ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

エネルギー計画 脱炭素に原発の役割は大きい : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)孔子廟判決 政教分離の意義を胸に:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)総務官僚接待 首相の政治責任は重い:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:生活保護で違法判決 社会の命綱軽視への警鐘 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:愛知リコール強制捜査 組織的関与の疑惑解明を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】58カ国の宣言 中国は恣意的拘束やめよ - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】接待官僚の処分 「国民の奉仕者」胸に刻め - 産経ニュース (sankei.com)