再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】株価3万円台

各紙の比較

 読売・朝日が株価3万円台、朝日・毎日・産経がトランプ氏の弾劾裁判無罪、毎日・産経がワクチン接種開始をとりあげた。その他読売が米国の対中政策をとりあげた。

 

 昨日の毎日を含め、株価について論調を比較する。

 

 

株価3万円台

 東京株式市場で、日経平均株価が3万円台となった。バブル期以来、約30年ぶりだ。

 

 読売は、幅広く現状を分析した。

 

 株高の原因として、積極的に評価できるものとしては『2020年10~12月期の実質国内総生産(GDP)速報値が、前期比の年率換算で12・7%増と予想を上回る伸びとなり、日本の景気が底堅いと受け止められた』こと、『トヨタ自動車ソフトバンクグループなど主要企業の決算が好調で、業績予想を上方修正する企業が相次いでいる』こと、『米製薬大手ファイザーのワクチンが承認され、近く接種が始まる』ことをあげた。

 

 株高の良い影響としては、『株価の上昇は、株を持つ人が消費を増やす「資産効果」があるとされる』こと、『企業が資金調達をしやすく』なることがある。

 

 一方で、株高の原因として消極的なものは、『世界的な金融緩和と財政出動による金余り』で『株式市場に投資資金が流れ込んで』いること、『日本銀行による上場投資信託ETF)の大量の買い入れが、健全な相場形成を阻害している』ことがあり、『経済の動きと乖離かいりしたバブル相場との懸念がぬぐえない』。

 

 株高の悪い影響として、『収入の急減に苦しむ非正規労働者らの多くに恩恵は及ばず、格差がさらに広がる恐れがある』。

 

 朝日は、株高の原因として、昨年10~12月のGDP速報値が堅調で『コロナ禍後を展望する動きがでても、不思議ではない』こと、『コロナ禍対応で発動されている大規模な金融・財政政策が当面続くとの見通し』があることなどをあげた。

 

 そして、『持続可能でない投資が過度に積み上がれば、急速に反転した場合に混乱や損失の連鎖を招くおそれがある』ことを懸念した。そして、『日本銀行ETF上場投資信託)買い入れ』について、『危機時の再開を留保しつつ、段階的に枠自体を大幅に縮減していくべき』と提案した。

 

 毎日は、『本来は、経済や企業の健全な成長の結果として、安定的に上昇するのが望ましい』としたうえで、『コロナ禍なのに、「金融緩和がまだ続くから株を買い進めても安心」といういびつな心理』が広がっていることや、上昇ペースが早く暴落の恐れもあることを指摘した。

 

 そして、日銀のETF購入を抑制することを求めた。

 

 


Q&A

なし

 


リンク

読売:

株価3万円台 経済の実態を反映していない : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

米国の対中政策 同盟強化で国際秩序を守れ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)株価3万円台 ゆがみの蓄積に注意を:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)米の弾劾裁判 トランプ流と決別の時:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:ワクチンの接種開始 不安拭う説明と体制必要 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:トランプ氏に無罪評決 信頼回復には真相究明を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】トランプ氏無罪 政治の迷走終わりにせよ - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】ワクチン接種へ 史上最大の作戦に全力を - 産経ニュース (sankei.com)