再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】日米首脳電話会談

各紙の比較

 4紙すべてが日米首脳電話会談を、朝日と毎日がコロナ法改正の修正協議をとりあげた。その他読売がコロナワクチン、産経が子供の体力をとりあげた。

 

 日米首脳電話会談について論調を比較する。

 

 

日米首脳電話会談

 菅首相と米国のバイデン大統領が、初めての電話会談を行い、『「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて協力する方針で一致した』(読売)。対中関係について、各紙中国の脅威を認識しつつも、掲げる方針は異なる。

 

 読売は、『バイデン氏が会談で、核戦力を含む軍事力で日本を守る「拡大抑止」の決意を表明した』こと、『尖閣は対日防衛義務の対象だと改めて明言した』こと、『北朝鮮の非核化に向けて連携する考えを確認した』ことを肯定的に捉えた。

 

 また、バイデン大統領が『4月に開く気候変動サミットへの参加を首相に求めた』ことを紹介し、『日米が連携し、国際秩序の立て直しに取り組むことが肝要』と評価した。

 

 朝日も、会談で『気候変動新型コロナ対策での協力を確認した』ことを紹介した。

 

 また、対中関係について『米中の覇権争いは構造的なもので、バイデン政権になっても厳しさは変わるまい』と予測したうえで、『中国の軍事力拡大や強引な海洋進出に対応するため、米国の後ろ盾は不可欠だが、地域の不安定化につながるような対立の先鋭化は望むところではない』と日本の立ち位置の難しさを強調した。そして、『米中の健全な関係づくりに寄与する複眼的なアプローチで、外交を展開する必要がある』と結論づけた。

 

 毎日は、『米側がインド太平洋調整官を新設し、キャンベル元国務次官補を配置した』ことを紹介し、『意欲の表れ』と肯定的に評価した。また、朝日と同様『日本は、尖閣諸島など安全保障の脅威に直面する一方で、経済的な協調を模索する。決定的な対立は回避したい立場だ』と日本の立ち位置の難しさを強調した。そのうえで、『中国との競争と協調のバランスをどう取り、地域の安定を築くか。日米が率直に議論し、認識のすり合わせを急ぐ必要がある』と結論づけた。

 

 産経は、会談で対中関係に関する明確な発信がなかったことに不満を示した。そして、本来であれば会談で『中国の覇権主義的行動の問題点を指摘し、協力して抑えていこうと呼びかけ、その決意を内外に発信する必要があった』と強調した。

 


Q&A

なし

 


リンク

読売: 

日米電話会談 同盟深化へ意思疎通重ねたい : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

コロナワクチン 円滑に接種できる態勢整えよ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)コロナ修正合意 疑問や課題がなお残る:朝日新聞デジタル (asahi.com)

(社説)日米首脳協議 国際協調 共に立て直せ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:コロナ法改正の審議 不安を拭う更なる修正を - 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:新政権下の日米関係 地域の安定を築く同盟に - 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】日米首脳電話会談 なぜ「中国」を発信しない - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】子供の体力 外遊びの楽しさ伝えたい - 産経ニュース (sankei.com)