再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】バイデン大統領就任

各紙の比較

 読売・毎日・産経がバイデン大統領就任をとりあげた。その他朝日が核兵器禁止条約の発効をとりあげた。

 

 昨日の朝日も含め、バイデン大統領就任に関する論調を比較する。おおむねバイデン大統領による米国内融和を歓迎し、対中関係は警戒しつつ注視している、といった印象。

 

 

バイデン大統領就任

 1月20日ジョー・バイデン氏がアメリカ大統領に就任した。これを受けて各紙は、今後のアメリカの動き、特に国際関係への関わりを論じた。

 

 読売は、米国民の分断が深刻化していることを指摘し、『民主党左派の極端な主張を抑えこみ、党内をまとめたうえで、共和党にも協力を訴え、「決められる政治」を実現してもらいたい』と呼びかけた。

 

 外交については、『「パリ協定」への復帰や、世界保健機関(WHO)からの脱退撤回を就任初日から進めた』ことを歓迎した。中国への対処については、『同盟国と協力し、中国のルール無視の行動に厳しく対応』するよう求めた。

 

 そのうえで、『米国の世論が「内向き」に傾いている現状を踏まえ』て、『世界の安定に向けて同盟国が役割を拡大し、連携を強化する』必要性を説いた。

 

 朝日は、議事堂襲撃事件に象徴される米国社会の分裂をふまえ、『「他者」に共感できる指導者像』が求められたと述べた。

 

 外交については、『相対的に米国の存在感が陰る流れ』を前提として、『旧来の国単位の安全保障観から転換』し、『民主主義の価値観を共有する国々との連携を強めるのは合理的な選択』とした。

 

 アジアへの関与については、『中国の平和的な発展への誘導』とともに、『北朝鮮に核を放棄させるための多国間枠組みを立て直す検討』を求めた。

 

 毎日は、トランプ前大統領の「負の遺産」とそこからの脱却を語った。トランプ政権が『移民や難民を排斥し、差別を助長した』こと、身勝手な外交、新型コロナの『感染リスクを軽視』したことを改めて批判し、バイデン大統領が国内外の団結を訴えていることを紹介した。

 

 そしてトランプ氏の再選阻止のために、『国民の不満を和らげ、超党派で分断を克服する。中露などの権威主義に同盟国と対抗し、環境や核問題で世界と協調する』ことを新政権の課題とした。

 

 産経は、中国の『強権主義と対峙』し、トランプ政権が打ち出した『中国共産党独裁体制との対決姿勢』を堅持するよう求めた。

 

 また、中国を牽制するために『環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への復帰』を求めた。

 


Q&A

なし

 


リンク

読売:

バイデン氏就任 米国の結束と底力が試される : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

(社説)核兵器禁止条約の発効 廃絶元年、新たな歩みを前へ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:バイデン大統領就任 米国の結束どう取り戻す - 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

産経:

【主張】バイデン新大統領 自由世界の団結主導を 中国への厳しい姿勢変えるな - 産経ニュース (sankei.com)