再受験医師の社説紹介ブログ

医学部再受験し、地方国立大学を卒業しました。 毎日全国紙の社説のうち、面白そうなものを紹介します。 各紙の話題が共通している場合は、内容を比較します。

【社説比較】平和で活力ある社会、中国共産党

各紙の比較

  本日は新聞休刊日だが、元日の読売と産経社説を確認しておく。読売がコロナ下での世相を幅広くとりあげ、産経は中国共産党への対応につき過去の反省をふまえて検討した。

 

 

平和で活力ある社会

 読売は、さまざまな分野で日本社会の課題を紹介し、平和で活力ある社会を築くための方策を検討した。

 

 新型コロナ関連では、経済対策よりも感染対策を優先すべきという観点から、GoToトラベル事業の一時停止を評価した。また、仮に感染が収束した際にも、感染再拡大や新たなる疫病に備えて医療体制の強化に着手すべきとした。

 

 国際関係では、『バイデン米新政権との間で日米同盟の強化を急ぐ』こととともに、『国際社会の課題解決の努力やルール作りに積極的に参加して、発言権を確保』することを課題とした。『「脱ガソリン車」の開発、デジタル技術の活用』などで遅れをとると『高い外国製品の購入や特許料の支払いを強いられる』ことを避けるためだ。

 

 経済面では、『先行きの不透明感に伴う不安』が消費低迷の原因だとして、『成長戦略とともに、社会保障制度改革を断行』することが必要だとした。

 

 技術面では、『技術者や研究者を大切にしない企業風土』が中国・韓国への人材流出を招いたと断罪した。また、学校教科書のデジタル化について、『紙の教科書をやめてデジタル・タブレットに切り替えるなど、本末転倒も甚だしい』と強く批判した。

 

 国内政治では、『為政者が国会答弁でウソをつく、疑問をもたれる政治決定についてかたくなに説明を拒み続ける、などの姿は、寒心に堪えない』と、安倍前首相や菅首相の説明不足を批判した。

 

 

中国共産党

 産経は、論説委員長の個人的な経験を引きつつ、日本が過去2回中国共産党の危機を救っていることを指摘し、「3度目」があってはならないと力説した。

 

 1度目は戦時中だ。『蒋介石率いる国民党軍に敗走し、延安まで落ちのびた毛沢東が息を吹き返したのは、日本軍が昭和12年に国民党軍と全面戦争に突入し、蒋介石国共合作に踏み切らざるを得なかったからだ』。

 

 2度めは平成元年の天安門事件だ。『中国共産党は、軍を出動させ、自由を求める市民や学生に容赦なく銃弾を撃ち込み、鎮圧した』。同事件への日本の対応について、『事件当日に外務省は、西側諸国が共同して制裁措置をとることに反対する文書を作成していたことが、先月公表された外交文書で明らかになった』。

 

 現在、『中国は西側諸国の「反中同盟」を切り崩そうと日本を懐柔しようとしている。手始めが、習近平国家主席国賓来日実現だ』という。産経は習主席来日が「3度目」になることを憂慮し、『もし習近平来日に賛成する政治家や官僚がいれば、それはまさしく「国賊」である』と非常に強い言葉で警告している。

 


Q&A

なし

 


リンク

読売:

平和で活力ある社会築きたい : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

朝日:

 

毎日:

 

産経:

【年のはじめに】中国共産党をもう助けるな 論説委員長・乾正人 - 産経ニュース (sankei.com)