再受験医師の社説比較

司法浪人から医学部再受験し、地方国立大学を卒業しました。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説よみくらべ】菅内閣発足

各紙の比較

9月16日国会で首班指名選挙が行われ、菅義偉氏が第99第内閣総理大臣となった。これを受けて、各紙が新内閣への希望や今後の展望について論じた。組閣は留任が多く、党役員人事は総裁選での首相支援派閥から登用されていることは共通の認識だ。そのうえで読売は様子見、朝日はやや批判的、毎日は明確に批判的と新内閣に対する態度は分かれた。

 

 

菅内閣発足

読売は新内閣の人事を具体的に紹介しつつ、各大臣の担当分野について政策課題を紹介しているが、例によってそれぞれの内容を深堀りしてはいない。組閣全体については『再任が多く、派手さはないが、安定性を重視した堅実な布陣』、党役員人事は『総裁選で首相を支援した5派閥からの登用が目立つ』が『信頼する議員を党務の要職に置き、首相官邸と党や国会との連携を強めたいのだろう』と、プラスともマイナスとも言い難いような微妙な表現。菅首相の持論である規制改革等については、『まず改革の全体像と手順、具体策を示すことが不可欠』と評価を保留している。衆議院の早期解散の有無についても、『決断が迫られよう』というだけで、賛成も反対もしていない。

内閣の評価とは別問題だが、読売の社説は読みにくいことが多い。今日も「成長戦略をどう描くか」という段落の内容が半分以上外交・安全保障問題で占められているなど、ちぐはぐな記述が目立つ。

 

朝日は、公文書改ざん問題発生時の担当大臣であった麻生財務大臣の再任について『政権運営の安定を優先し、政治の信頼回復は二の次』、党役員人事は『論功行賞や派閥均衡への配慮は明らか』と批判的。政策面については『菅氏が思い描く経済社会の将来ビジョン』が不明確であること、規制改革は『いわば手段であり、それによって何を実現しようとしているのかは具体的ではない』ことなどを指摘しており、評価を保留している点で読売と大差ない。衆議院解散について、『自民党内の派閥の合従連衡で首相に決まった菅氏が、国民に直接信任を求めることは一概に否定できない』としつつも、コロナ対策が優先であると釘を差している。その他、首相の国会出席時間や官邸主導の官僚人事について、菅首相の態度を批判している。

 

毎日は、組閣について『「暫定内閣」と見られるのを避けるため半数以上の閣僚を入れ替えた』とやや積極的に評価しつつも、『自民党役員人事を含めて各派閥のバランスを重視した』との認識は同じ。麻生財務大臣については、『公文書改ざんが発覚した時点で引責辞任すべきだった』と、朝日より強い表現で批判している。規制改革等政策の具体的内容には触れず、官僚人事や普天間-辺野古基地問題に関して『異論に耳を傾けず、与党の数の力で強引に突き進む』という安倍内閣の姿勢を改める必要があるとした。衆議院の早期解散については、『議論もせずに解散するといったことはあってはならない』と明確に反対の立場だ。

 

産経は朝8時台の時点で更新されていないが、休刊なのだろうか。

 

 

Q&A

なし

 

 

リンク

読売:https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20200916-OYT1T50308/

朝日:https://www.asahi.com/articles/DA3S14624716.html?iref=pc_rensai_long_16_article

毎日:https://mainichi.jp/articles/20200917/ddm/005/070/130000c