再受験医師の社説比較

医学部再受験し、地方国立大学を卒業した精神科医です。 毎日全国紙の社説を比較します。多面的な見方を養い、幅広い知識をつけることを目標にしています。 勉強の手段としてAnkiというアプリを使用しており、これに転記できるようなQ&Aを付け加えています。

【社説比較】枝野氏の代表質問

各紙の比較

 読売・毎日・産経が国会の代表質問をとりあげた。その他読売が経団連春闘方針、朝日がバイデン米政権の発足、毎日が政府の脱炭素戦略、産経が農水省汚職をとりあげた。

 

 代表質問について、論調を比較する。

 

 

代表質問

 1月20日から、国会で代表質問が行われている。立憲民主党の枝野代表は、主に新型コロナ対策について質問し、政府の対応の遅れを批判した。自民党政権に親和的な読売・産経も含め、各紙枝野氏の発言に同調している部分が多い。

 

 読売は、コロナに関する様々な論点を紹介し、かんたんなコメントをつけた。

 

 枝野氏が『政府の新型コロナウイルス対応が後手に回っている』と批判したことについて、『首相が景気回復を急ぐあまり、冬の本格的な流行への備えがおろそかになっていたのは否めない』と同意した。いっぽう、『コロナとの共存ではなく、「ゼロコロナ」への転換を主張した』ことについては、実現可能性に懐疑的だ。

 

 枝野氏は、『入院勧告に従わない人への刑事罰を設ける感染症法改正案』について、懲役刑は容認できないと述べた。読売は、罰則について慎重に検討するよう与野党に求めた。

 

 枝野氏は、GoToトラベル事業に1兆円の費用が計上されていることを批判し、感染症対策への振り替えを求めた。読売は、『早期収束が難しいなかで、事業の再開を急ぐべきではない』と枝野氏に同意した。

 

毎日は、コロナ第3波について、『菅政権の経済重視の姿勢が影響したのではないか。検証や反省を欠いたまま、有効な対策をとれるのかは疑問だ』と政府を批判した。

 

 GoToトラベル費用の感染症対策への振り替えについては、『柔軟な対応を検討』するよう政府に求めた。

 

 また、『枝野氏が、医療機関がコロナ患者の受け入れにかかる費用やそれに伴う減収を事前に全額補塡(ほてん)するよう提案した』こと、『野党4党で提出した医療従事者に慰労金を再給付する法案への賛同も求めた』ことも紹介した。そして、『菅政権は、慣例や体面にとらわれず、野党の提案にも耳を傾けるべきだ』と柔軟な対応を求めた。

 

 産経は、枝野市が政府の対応の遅さを批判したことについて、『首肯できる』と同意し、『菅首相は対応に問題があった点を真剣に反省し、今後は迅速な行動をとるよう努めてほしい』と求めた。

 

 また、『コロナとの戦いの最前線に立つ医療従事者に対し、20万円の慰労金の再支給を求めるなど、枝野氏の提案には耳を傾けるべき点があった』と枝野市の質問を評価した。

 

 一方で、特措法への懲役刑導入については『罰則は合理的で、立民は容認へ舵(かじ)を切るべきだ』と導入賛成派だ。

 


Q&A

なし

 


リンク

読売:

代表質問 コロナ禍克服への方策論じよ : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) 

経団連春闘方針 賃上げの流れを止めたくない : 社説 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) 

 

朝日:

(社説)バイデン米政権の発足 新思考で国際秩序の再生を:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

毎日:

社説:政府の脱炭素化戦略 大変革に見合う対策必要 - 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:コロナ下の代表質問 論戦を対策に生かさねば - 毎日新聞 (mainichi.j

 

産経:

【主張】代表質問 協力して危機を乗り切れ - 産経ニュース (sankei.com)

【主張】農水省の癒着構造 政府は進んで実態解明を - 産経ニュース (sankei.com)